秋田出身の若者「秋田に戻りたい!!けど。。。」
由利本荘市議会議員の泉谷きゅうまです。
令和3年5月9日(日)。
小野一彦県議会議員主催の、「秋田に戻りたいと思う若者と企業との出会いの会」に参加して参りました。
※写真の一部は、小野かつひこ県議のFacebookより拝借
この会は、「市民活動から秋田・地元を良くしていく」という目的のもと、
秋田市企業(JNシステムパートナーズ株式会社さん)、由利本荘市企業、財団、市民など、秋田県内から9名、
首都圏の20代4名によるリモートで参加、合計13名が参加しました。
小野県議による会議主旨説明から始まり、参加者自己紹介、
秋田県誘致企業であるJNシステムパートナーズ株式会社さんによる秋田県事務所立地についての説明を聞き、
首都圏の若者との意見交換を致しました。
泉谷も、秋田県出身で現在は関東で勤務or学生をしている若者に、質問させていただきました。
泉谷の質問【Aターンする際の、情報の探し方は?】
- 主にインターネットで情報を探す
- 秋田県内企業のホームページを見る
- 地元の友人知人に聞く など。
泉谷の質問【Aターンする上でのメリットだと思うこと、デメリットだと思うことは?】
メリット
- 自然、四季が豊か
- オフ(休み)にのんびりできる
- 子育てしやすい環境
- 家族がいる
デメリット
- 給与、待遇が首都圏より劣る
- 情報の速度、仕事のコミュニティ面で劣る
- キャリアやチャンスの選択肢が狭まる
などなど、首都圏20代の生の声を聞くことができました。
秋田県の優位性は、生活環境にあるようです。
自然が豊か、四季が豊か、食材も美味しい。家族がいる、子育てがしやすい。
スローライフとまではいかずとも、首都圏よりは落ち着いた暮らしができます。
一方、劣位性は、仕事環境というところでしょうか。
情報が入ってくるのが遅い、仕事上のコミュニティが小さい、給与・待遇が劣る、キャリアの選択肢が狭まる。
しかし、通勤については、秋田の方がさほどストレスを感じないのではないでしょうか。
コロナ禍によって、リモートワークが加速度的に普及し、
業種によってはどこでも仕事をできるように思われます。
実際に、パソコンとネット環境があれば、どこにいても仕事ができる人もいます。
しかしながら、首都圏と地方の給与の差は大きい。
最低賃金は、秋田は792円、東京は1,013円。
およそ2割も低いのです。
一方で、地価・家賃などは首都圏よりはだいぶ安いですね。
秋田にいながら首都圏の仕事ができれば、それに越したことはないのでしょうが、
秋田地元の企業としては、首都圏並みの賃金を支払うのは、なかなかハードルが高いかと思いました。
- 給与、待遇
- 仕事のやりがい(キャリア形成等)
- 仕事環境(情報、コミュニティ、通勤等)
- 生活環境(自然、気候、子育て、家族、プライベート等)
これらのバランス次第では、秋田に戻りたいという若者が増えるかもしれません。
引き続き、若者が秋田に戻れる取り組みについて、調査し考えて参ります。